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第40回記念大分国際車いすマラソン 見どころ

 日本選手団のメダルラッシュで大いに盛り上がった東京パラリンピックから2か月。大会を彩った世界のトップアスリートが、再び大分の地でぶつかる。
 
優勝候補筆頭はマルセル・フグ(スイス)。東京パラではマラソンをはじめ800m、1500m、5000mを制し、出場全種目で金メダルを獲得した。大分国際も2010年からの6連覇を含め優勝8回と、今や大会の代名詞的存在となった。2005年、20才の時に初出場した大分国際では5位。そこから15回出場した大分で経験を積み世界一へと成長した、まさに「大分で育った世界ナンバーワンランナー」と言っても過言ではない。大会3連覇へ。死角は見当たらない。
 そのフグのライバルとなりそうなのがダニエル・ロマンチュク。東京パラ400mの金メダリストはマラソンでも銅メダルを獲得し存在をアピールした。大分国際は一昨年初出場で見事3位入賞。23才の若手ナンバーワンランナーがフグに真っ向勝負を挑む。
 出場33回目となる63才のハインツ・フライ(スイス)もエントリー。過去優勝14回を誇る大分のレジェンドが2年ぶりに元気な姿を見せてくれそうだ。
 
日本勢で期待がかかるのが鈴木朋樹。初のパラリンピック出場となった東京パラではマラソンで7位入賞の他、1500mでも決勝に進出。ユニバーサルリレーでは銅メダルを獲得した。代替大会となった去年の大分では序盤から独走し、好タイムで優勝。「東京パラでは世界との差を感じた」と話す27才の日本陸上界期待の星が、パリパラリンピックへの第一歩を踏み出す。
 その他に、去年の大会で上位に入った山本浩之、渡辺勝、西田宗城、副島正純、洞ノ上浩太もエントリー。東京パラ出場を逃した悔しさを大分の舞台でぶつけられるか。
 
また、女子の部は東京パラ800m銀、5000m銅、マラソン5位入賞のタチアナ・マクファーデン(アメリカ)と大分国際で過去2回優勝経験があるアマンダ・マクグローリー(アメリカ)に東京パラマラソン日本代表の喜納翼が挑む。
 県勢はフルマラソンに3人。ハーフマラソンに21人がエントリー。世界のトップランナーと同じ舞台で走れる喜びを胸に、それぞれの目標に挑戦する。
 
今年の大会の最も大きな特徴はコースの大幅変更。カーブが連続した難所のテクニカルコースが廃止され、高低差の小さい周回コースに生まれ変わった。コンディションさえ整えば世界記録の更新も夢ではない。
去年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で代替大会が開催。国際大会としては2年ぶりの開催となる。コロナ禍の中でまだまだ制約の多い大会になりそうだが、応援する思いは必ず選手に伝わるはず。テレビでラジオで、そして沿道から選手たちに大きな拍手を送っていただきたい。
 大会の模様はOBSテレビ、ラジオ、そしてBS-TBSを通して全国に生放送。今年も解説にアテネ、ロンドンパラリンピックマラソン日本代表の花岡伸和さんと、日本パラ陸連会長の増田明美さんを迎えてお送りする。超高速バトルをお楽しみに!

OBSアナウンサー 吉田諭司
(文責:OBS大分放送 吉田諭司)

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